こんにちは ROYです。
こちらの記事の続きです。
今回は、病院勤務の自分が老健にヘルプへ行く日の1日の動きです。
まず、リハビリの中でもそれぞれ配属がありSTの主なものは
1:脳血管リハ(院内リハに限る)
2:回復期専従(回復期リハに限る)
3:兼務(制限無し)
というものになります。それぞれの配属人数により入院料やリハビリ診療料が変わってきます。
その説明はここでは割愛しますが、気になる方は「リハビリ 施設基準」で調べると色々出てきます。
私は特に所属の無い兼務という立ち位置で、急性期も回復期も院外も全てリハビリ対応ができます。
院内、院外を兼ねているから兼務ということです。
では老健に行ってみましょう。基本、直行直帰です。
始業前に情報収集。この時間までにその日に診る患者の情報をメモに取り、主任から各利用者さんの特徴とリハメニューを聞く。1日18人程度診るため爆速でやらないと動きに支障が出る。
〜8:45〜 始業
まだ朝ご飯が終わっていない、嚥下機能が低下している人へ食事介助。
介護士等から経過を聞きながら評価、介助。
終わり次第、次の人へ。介護施設では基本1人につき20分の時間が設定されていますが、食事介助していると普通にオーバーします。STあるあるです。
その後はPTメニューをこなします。
マッサージ、足の運動、起立、足踏み、平行棒内歩行、歩行者歩行など。
施設では、機能回復というよりは機能維持。あと言い方は悪いですが利用者さんの時間潰しの側面も強いと感じました。口には出しませんでしたが。
〜10:00〜 おやつ
ここでも嚥下機能低下している人へ介助、評価。
問題があれば昼に再度介入。はい、これで介入人数増えた。
〜11:30〜 昼 食事介助
だいたい4~5人の評価をします。食形態を上げられるか、下げたほうが良いのか、ムセているけどどうしたらいいのか、「あ、こっちの人もみてくださ〜い」と飛び込みも多々。
1回の食事で問題点を挙げ解決策と今後の対応(こうなったらこうしてください)を指示。
食事というのは数日の流れと直前の様子を把握していることで問題を抽出できるのであって、1回見ただけでは分かるわけ無いんだよなぁ・・・。
ですがやはりSTという立場上、頼られます。嚥下は普通、わかりません。自分もわからないことばっかりでした。
しかしきっちり指導しないといつまでも問題解決には至らない。プレッシャーもありますが、やりがいはありました。
〜13:30〜 昼休憩(自分の) 1時間休みます。
〜14:30〜 午後始業。午前と同じようにPTメニューをこなします。
〜15:00〜 おやつ。嚥下機能低下している人へ介助、評価。怪しければ次回に食事診るリスト入り。
その後はまたPTメニューです。
〜18:00〜 終業。
定時でなんか帰れません。
病院へ戻り病棟の確認と業務を処理して終わり。残りは次の日に回します。
こんな感じで1日ヘルプで老健へ行っていました。
介入人数が普段の倍なので忙しいですが、普段も忙しいのでぶっちゃけ変わりません。
STが行くことで介護施設の施設基準で取れる点数が上がりメリットがあるとか無いとか。
やっぱりSTは貴重なんですね。
給料もっと上げて欲しかった。
次回は、、、
給与面に突っ込んでみましょうかー?