こんにちは ROYです。
前回の記事はこちら。
今回は、言語聴覚士の給与について、突っ込んでいきましょう。
病院職って給料高そうですよね。
そんなこと思っていた時期、自分にもありました•••。
はっきり言って低いですよ。そして伸び代が無い。
国家資格なのに。
まずはリハビリ職の給料が何故低いのか。
それは「売上上限が決まっているから」です。
リハビリは20分を1単位という区切りをしており、1日24単位以内、週108単位いないに収めなければならないということが法律で決まっています。
そして20分リハビリをすると180点〜245点の売上があります(疾患により点数が変わる)。
(※ここでは疾患別リハビリの細かい話は抜きにしておきます。)
そして1日8時間勤務だとすると
8時間=480分÷20分=24単位 / 日という数字が導き出されます。
色々な業務を除いて1日24単位、週108単位をきっちり取れたとします(現実にはあり得ないですが)。
そうした時の1日の売上が
24単位×1850円=44400 もしくは 24×2450円=58800 の間で収まります。
週では222000円 もしくは 294000円です。
月では888000円 もしくは 1176000円です。
これが法律で決まっている限界です。
この数字は、1年目の新人だろうと30年目のベテランだろうと変わりません。
なので年次が上がっても給料は増えていかないのです。
そして年数を重ね上の立場になればなるほど、管理業務等でリハビリをする時間が無くなる=売上が少なくなるのです。
これがリハビリ職の給与が低い原因です。
この問題はリハビリだけでなく、看護師、薬剤師、医療事務、介護士など、医療福祉現場で働く大勢のスタッフに関係しています(医者は除きます。察してください。)
国家資格なので再就職しやすいというメリットはあるかと思いますが、給与的に増えることはほとんどありません。
求人票を見ると300〜350万が多いです。
一般企業と同じでは無いでしょうか。
むしろ伸び代を考えると一般企業の方が良い気がする。
お金が全てでは無いけれど、仕事を選ぶうえで、続けていくうえで1つの大きな問題として浮かび上がってくることではないでしょうか。
問題提起しても解決策は「法律変えろ」くらいしかないので、こんなところで給与説明編は終わりです。
予告(ミサトさんの声で再生してね)
給与を公開する。だがそれは全ての始まりに過ぎない。
現実を突きつけるROY。そこに優しい言葉は無かった。
次回「給与、公開」
この次は サービスサービスゥ!